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犬の社会化って何だろう? 子犬の問題行動を防止するためのしつけを解説

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子犬の社会化って何だろう」「大事だといわれているけれど、具体的に飼い主はどうすればいいの?」と悩んでいませんか?

社会化とは子犬に社会性を身につけさせて、人との暮らしでトラブルを起こさないように教育することを指し、社会化専用のしつけやトレーニングプログラムがあります。

実はこの社会化が大事と認識されはじめたのは最近のことなんです。少なくとも先代犬を飼い始めた時(17、8年前)はそんな言葉はあまり聞かなかったし、気にしている飼い主さんも見なかったです。

しかし今では子犬の保育園など、飼い主と子犬の幸福のために、子犬期に特化したトレーニングをすることが主流になっています。

そこでこの記事では子犬の社会化について、ラファが実際に受けたパピートレーニングなどを例に解説していきます。子犬のお世話をされている方、これから子犬を迎える方はぜひ参考にしてください。

1.犬の社会化とは子犬が社会性を身につけること

社会化は基本的には子犬期の犬に対して使われる言葉で、好奇心旺盛で外の世界に興味津々なうちにいろんなことに慣れさせておこうということです。

愛犬が自分の住んでいる環境によく慣れて問題なく生活できる状態にすることが社会化です。

  1. 散歩では車や自転車や通行人、すれ違う他の犬に過度に反応しないこと
  2. 家の中では掃除機やチャイムの音や来客に吠えたり怯えたりしないこと
  3. トリミングサロンや動物病院などで飼い主と引き離されて他人に世話される状態になっても落ち着いていること
  4. 雷や嵐や不意の大きな音などを気にしすぎないこと

社会化という言葉がなかった頃でもこの4つはしつけの一環として慣れさせる訓練をしていましたね。特別なことではないと思います。

社会化は生後6ヶ月までの子犬の時期にやると効果が非常に高いです。

よくブリーダーのもとで90日まで他の兄弟犬と育った犬なら社会化が出来ていて大丈夫、ペットショップの犬は早い段階で1匹だけに隔離されてしまうからダメとか言われますが、子犬(~6ヶ月)のうちならトレーニングの効果はさほど変わらないと思います。

ラファもペットショップの犬ですが(しかも売れ残りで通常より長くショップにいた)、大きな問題なく過ごせています。

また子犬期を過ぎてしまっても挽回は可能です。ラファもスタートが遅かったので、パピークラス終了は8ヶ月ごろでした。

社会化トレーニングは成犬になってもできるので、時期を逃したからと諦めずにしつけ教室に相談してみましょう。

2.パピークラス・犬の保育園て何するの?

子犬の社会化と関連してよく聞くのが、パピー教室・犬の保育園です。飼い主だけではやりにくい多様な環境に子犬を慣らすことや、人が教えられない犬同士のコミュニケーションを学ばせるサービスです。

犬を飼い始めたばかりの方のために、犬についての基本的な知識や子犬のケア、本格的なしつけの前の人と犬のコミュニケーションの取り方を学ぶことも可能です。

2-1.子犬のための教室・具体的な内容は?

犬の保育園は基本的には子犬を預けて飼い主は離れてしまいます。預かりの時間は教室によりますが、だいたい半日~1日で日帰りです。

訓練士の管理のもとで同じ月齢の子犬同士でじゃれ合ったり、飼い主以外の人に触られることに慣らしたりします。

パピーパーティの場合は飼い主同伴で30分~1時間程度子犬を遊ばせたり、飼い主同士で交流したりします。

ラファは市内にあるワンコ・ワークスさんでトレーニングを行いました。

預かりトレーニングと遊びで6時間を11回のコースです。週1回をせっせと通いました。

基本的には同年代の犬と遊んだり、先輩犬にちょっかいを出して怒られたりして過ごすだけです。通っている間は犬同士でじゃれ合ったりしていることがメインで、この期間は私もトレーニングらしいトレーニングはしなかったです。

初めての子犬を迎えた飼い主さん向けに犬のケアの仕方の講習や散歩練習など、オプションメニューもありました。次の本格的なしつけの前に練習しておくとスムーズにしつけができます。

ラファ
ラファ
コース内容や料金は施設によって千差万別。いくつかピックアップして客層やスタッフ、サービス内容が自分の子犬に合いそうなところを選ぼう

2-2.パピートレーニングのメリットと注意点

子犬の社会化が出来るだけではないパピートレーニングのメリットと、注意すべき点を知っておきましょう。

メリット
  • 預けている間は自由時間がもてる
  • 問題行動が起こりにくくなる
  • 育て方の相談にも乗ってもらえる

子犬の面倒を見ていると自分の時間がなくなるので、預けている時間は自由になるのは正直かなりありがたいです。預けている間は子犬を気にせず掃除に買い物やランチなど自分の時間が持てます。

また十分に遊んでストレス発散をするためか、吠えや甘噛みなどの問題行動が減ることが多いです。

子犬の育て方の相談に乗ってもらえるのも、人によってはありがたいでしょう。教室では熱心にスタッフに質問している飼い主さんの姿をよく見ました。

ちょっとした疑問や悩みにも、実際に子犬を見た上でのプロのアドバイスが貰えます。そこで必要ならトレーニングを追加すれば、子犬との関係が飛躍的に良くなりますよ。

  • お金がかかる
  • 病気やケガのリスクがある

デメリットの一番はお金がかかること。これは仕方ないですね。子犬の購入や飼育用品を準備するのに結構な費用がかかったはずなので、さらにこの出費は痛い方もいるでしょう。

ほかの犬との接触があるので病気の感染や、じゃれ合っているうちにケガをするリスクもゼロではありません。子犬は感染症にかかりやすいのでとくに注意して、体調の変化に気をつけてあげてください。

3.自分でできる子犬の社会化

子犬が誰からものを学ぶかといえば「飼い主」です。パピークラスに通わない場合は、飼い主が子犬の社会化を行います。

3-1.【正しいコミュニケーションを教える】普段の犬への接し方が一番大事

社会化で一番大事なのは子犬への飼い主の接し方です。一番やりがちな失敗は「かまいすぎ」です。飼い主の過干渉は、神経質で臆病な犬になりやすいので厳禁です。

とはいえ慣れていないと犬の一挙手一投足が気になりますし、ついついあれこれと手を出してしまいがち。

また子犬の仕草が可愛くて、高い声とテンションでわちゃわちゃ撫でたりすることもあります(これ一番NGな接し方らしい)が、これも犬を無駄に興奮させて落ち着きのない犬になります。落ち着きの無さは社会性を養うのに邪魔になります。

それと、犬が初めて出会うものに興味を示しつつも距離をとっていたり、警戒しているときに「ほらほら大丈夫よ~」といって飼い主が犬のペースを無視してグイグイ近づけるのもNGです。

早く慣らしてあげようとするその気持ちは理解できますが、子犬にとっては余計なお世話です。新しいものに出会うたびに飼い主から嫌がらせを受けるようなものですので、無理に慣らそうとしないでください。

子犬にとって理想の飼い主の行動は、肝っ玉母さんです。どーんと構えて細かなことはあまり気にせず、必要な世話を淡々とこなし、ときに思いっきり甘えさせてあげる、というのが犬育ての基本です。

ラファ
ラファ
らふぁ主はテンション低めかつ反応薄めで子犬的に魅力がないのだけれど、その分犬を落ち着かせるの。ちょっとしたことでキャーキャーいって大騒ぎしてくれる家族は楽しいけれど、そんな興奮状態では社会性を養うどころじゃないの

3-2.子犬の頃からドッグランやトリミングサロンで慣らす

家庭や散歩道で出会うものに慣らすのは飼い主家族だけで出来ますが、「他の犬に慣れる」のと「家族以外の人の世話を受け付ける」のは難しいです。

そこで活躍するのがドッグランやトリミングサロンです。

ドッグランでほかの犬に慣れさせて、トリミングサロンで飼い主と離れてほかの人に世話されることに慣らします。

早くから外の環境に慣れさせた子犬は、家庭だけで世話をした場合より明るくて人懐こく、ほかの犬と遊ぶのが上手なことが多くなります。

ラファ
ラファ
犬も引きこもりで交友関係が少ないのは、精神衛生によくないのよ。とはいえ無理にドッグランにいかなくてもいいの。ほかの方法もあるよ

3-3.社会化が出来ている犬と一緒に過ごさせる

これは親戚や友人などがしつけのしっかりできた犬を飼っている場合に有効です。その犬と一緒に過ごしているだけで、社会性のある犬の振る舞いを自然に学習してくれます。

相性の問題ががあり、性格がある程度似ていないと難しいので必ず出来るわけではありませんが、ローコストでお手軽です。出来る先輩にくっついてあれこれ学んでいくのは人間でも成功の近道ですが、犬にも大いに当てはまります。

ただし、問題行動も一緒にいると覚えてしまうので、真似されたくないと思う行動を持っていたらやめておいたほうが無難です。特に無駄吠えはうつりやすいので気をつけてください。

4.【要注意】逆効果になるマイナスの社会化【トラウマ形成】

社会化は、子犬にポジティブな社会性を身に着けさせるのが目的です。子犬の社会化は実績のあるしつけ教室などで、プロの指導のもとに正しくおこなうことが前提です。

同じ方法やタイミングでも、やり方や環境が悪いと子犬に精神的な傷(トラウマ)を植え付けてしまいます。

間違った社会化の例
  1. 嫌がる子犬を無理に気の強い犬と一緒に過ごさせる
  2. 過剰な社交性の強化
  3. 子犬の性格や気持ちを無視する
  4. 安全性への配慮がない

社会化トレーニングでは、飼い主の都合の押しつけになっていないか、子犬の自主性や尊厳は守られているか、何より子犬が楽しんで外の世界に関わっているかが重要です。

子犬のときに「飼い主に嫌な場所に連れて行かれた」「行った場所でひどい目にあった」と傷付いてしまうと、その後のお出かけやトレーニングへの積極性がなくなりかねません。

最悪の場合、ほかの犬に対して過度に警戒して攻撃的になってしまったり、安全な家の中以外の場所を嫌がり散歩を拒否する犬になったりします。

ラファ
ラファ
間違った社会化をして子犬がトラウマをつくってしまう事例は後を絶たないの。半端な情報で社会化をして失敗するくらいなら、無理に社会化をしなくていいよ!

5.子犬の社会化は「イヌバーシティ」でもっと詳しく解説

犬の社会化とは、子犬期に自分が住んでいる環境に慣らして外の世界に対して過敏な反応をせず、明るく穏やかな犬にするために行うしつけの最初のステップです。

特に訓練時間を設けるものではなく普段の生活の中で一つずつ教えていきます。飼い主の普段からの接し方と、新しいものに出会った時の子犬の反応を正しく受け止めて導いてあげることが大事です。

初めての子犬で不安な人には「イヌバーシティ」がおすすめ。ラファもイヌバーシティ利用者です。仲間と一緒にしつけの学習・実践ができます。社会化についてもプロやほかの飼い主さんに相談できます。

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