犬のしつけ 吠える PR

犬が吠えるのやめさせたい!吠える理由別の対策としつけ期間

吠える犬のしつけ
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  • 一度吠えだすと止まらない
  • 要求吠えが酷くてげんなりする…
  • なんで吠えているのか原因もよくわからない

とお困りではありませんか?

犬は心身の成長とともに警戒心や自己主張が強くなり、吠えることによって自分の意志を伝えます。警戒心や自己主張の強さは個々の性格や犬種特性も影響しており、同じ環境で育てても吠えやすさは犬ごとに大きく違い、犬が吠える理由も千差万別です。

私も犬の違いを実感していて、先代犬のラブラドール・レトリーバーのときは無駄吠えは一切ありませんでした。大型犬は性格が大らかで無駄に吠える犬は少ないです。

ラファは吠えやすい犬として有名なジャック・ラッセル・テリアで、本当によく吠えます。吠え声も大きく興奮して際限なく吠えるため、吠えだすと本当にうるさいです。

吠えやすい犬種や吠えやすい犬の場合、生活環境を整えたうえで吠え抑制のしつけをすることは必須。吠えグセがついてしまうと矯正は困難なため、吠えるようになった時点で吠えを抑制するしつけを始めるのが効果的です。

ラファ
ラファ
ご近所迷惑にならないように、早めに正しい対処をしよう!
目次
  1. 1.ラファの吠えグセはヤバかった!直すのにかかった期間と対策方法
  2. 2.犬がとにかく吠える!どうすればいい?しつけで吠えなくなるの?
  3. 3.【しつけを始める前に】無駄吠え・要求吠えが気になったら飼い方を見直してみよう
  4. 4.【気長にトレーニングを】 シチュエーション別・吠えやめトレーニング方法
  5. 5.吠えグセをなおしたいなら「イヌバーシティ」がおすすめ

1.ラファの吠えグセはヤバかった!直すのにかかった期間と対策方法

吠えるしつけ・ラファの場合

ラファはよく吠えます。ジャック・ラッセル・テリアはよく吠える犬として有名なので覚悟していましたし、田舎では近所迷惑にもならないため、ある程度は吠えてもいいかなと思っていました。

でも想定より吠えるし、吠え声も大きく気に障るため、急遽しつけを強化することに。

ラファが吠える場面
  1. 夜鳴き・朝鳴き
  2. 来客・配達
  3. 家族以外の車やバイクのエンジン音
  4. 庭に来る猫・たぬき・鳥など
  5. 興奮吠え(遊び・散歩・ご飯)
  6. 要求吠え(散歩・ご飯)
  7. 散歩中のトラックやバイク、吠えながら向かってくる犬
  8. 地域の災害無線(サイレン音に合わせて遠吠え)

吠えの見本市かというくらいコンプリートしていますね。運動を十分にさせる、社会化を十分にする、基本のしつけは実行し、欲求不満を溜めさせないといった基本を守っても、呆れるくらいよく吠えます。

1-1.夜鳴き・朝鳴きは一緒に寝て即解決

1の家に来た当初の夜鳴き・朝鳴きは、1匹でいる寂しさや心細さが原因。飼い主のそばで寝ることで解消することが多いです。

犬と人が別々で寝る家庭の場合は、そのまま1匹で寝かせて孤独に慣れさせることが推奨されています。しかし私は面倒なので犬と一緒に寝てあげる派です。

ラファは飼い主にくっついて寝ることで安心するのか、夜鳴き・朝鳴きはピタッとなくなりました。即日問題解消です。

犬と一緒に寝ることは賛否両論あるし、子犬のおねしょ対策など注意点も多いので、あくまで参考ということでお願いします。

ラファ
ラファ
ラファぬしは子供の頃から犬猫と添い寝しているベテランで、子犬とも上手に寝られるのよ。従ってこの方法が一番楽

一緒に寝るのは無理!という方は、こちらの記事で対策法を紹介していますので、参考にしてください。

【夜泣き・朝鳴き】子犬が深夜・早朝に鳴いて困る!対策とコツは寝かせ方

1-2.警戒吠えは完全には消えず、吠え止めのしつけで対応【約1ヶ月】

2と3と4は、警戒吠えです。新しい環境に慣れた生後5ヶ月頃から警戒心が芽生えて、庭に来るあらゆる人や動物に吠えました。

警戒吠えはなくすのが難しいので、吠え止めのしつけをしました。およそ1ヶ月程度である程度吠え止めができるようになり、今では配達の人に慣れてほぼ吠えなくなりました。

今でも庭に来る野良猫やたぬきに吠えるのは続いています。「ヤメ」といえば吠え止むので(外はガン見して警戒モードは続きますがとりあえず吠えはしません)妥協してOKとしました。

ラファ
ラファ
一度覚えてしまった警戒吠えは、プロでもなかなか直せないらしいの。嫌なら吠えにくい犬種や、吠え声のうるさくない犬種を選ぶしかないみたい

1-3.興奮吠えはしつけを続けながら成長を待った【約1年】

5の興奮吠えは、吠えるだけでなく噛む・飛びつきもセットでなおしました。ジャック・ラッセル・テリアは興奮しやすく、興奮していると言うことを聞かないので、しつけが一番大変でした。

興奮させないように接し方に気をつけて、興奮を抑えるしつけを地道に繰り返していくのみ。成長によって落ち着きが出てくることもあって、1歳くらいまでに徐々に興奮を減らしていった形です。

ラファ
ラファ
むやみに興奮しないように十分に運動をさせ、エネルギーを発散させる。そのうえで興奮を抑えるしつけを繰り返すのみ

1-4.要求吠えは無視で対応&ほかのしつけの効果を待った【約半年】

6の要求吠えは、無視するのみで対応しました。生後6ヶ月以降は、マテやプレイス、ホールドスチールなど、我慢を教えるしつけがスタートしていたので、我慢を覚えることで要求吠えも減っていきました。

しつけが進んでいくとともに要求吠えも減り始め、基本のしつけが終わる1歳頃には、要求吠えもなくなっていました。今では要求吠えはほとんどしません。

ラファ
ラファ
要求吠えの無視は、想像以上に大変!一度でも反応してしまうと今までの無視の努力が消滅するので、犬との我慢比べになるの

1-5.散歩中の吠えはリードワークで対応【2歳くらいまでしつけ継続】

7の散歩中に出会うトラックやバイクに向かって吠えるのは、リードワークでラファをコントロールしながら、無視できるまで慣らしました。

ジャック・ラッセル・テリアは狐狩りに使われていた犬種で、動くものに対して吠えながら追いかける習性があります。そのためコントロールは難しかったです。2歳くらいまでかかってなおしました。

今でも時々、狭い道でトラックやバイクと至近距離ですれ違うと吠えてしまうことがあります。ただすぐに落ち着いて、散歩に戻ることができるので良しとしています。

吠えてくる犬に吠え返してしまうのは基本的に相手を避けるのみ。ラファから吠えて向かっていくことはないので、相手が吠えなければ仲良く挨拶したり普通に通り過ぎるだけです。

吠える相手に出会ってしまったら諦めて横道にそれるか、なるべく早く通り過ぎることで対応します。

ラファ
ラファ
田舎なので日中の散歩でも、ほかの犬やトラック・バイクに出会う回数は少ないため、そこまで苦労はしなかったのが救い

1-6.サイレンに遠吠えするのはそのまま放置【しつけせず】

8の災害無線への遠吠えは、しつけできないので諦めます。どうせ無線のサイレン音自体がうるさいので近所迷惑になることもないですしね。

消防車や救急車、パトカーには反応しません。緊急地震速報や災害発生時のサイレン音のみ反応します。災害の内容を告げる人の声は黙って真剣に聞いています。

緊急地震速報自体が訓練放送を含めて年に2〜3回しか鳴らないし、災害発生のサイレンも年に数回ほど。

ラファ
ラファ
わざわざ録音して慣らすのもバカバカしいので、今後もしつけをする予定はありません

2.犬がとにかく吠える!どうすればいい?しつけで吠えなくなるの?

犬を吠えなくさせるしつけは、しつけの中でも難易度が高め。多くの飼い主さんがしつけに挫折し、吠える犬をそのままにしがちです。

そのためしつけだけでコントロールしようとせずに、吠える原因を排除する、生活環境を変えるなどの工夫をまず行います。

2-1.吠えなくするしつけよりも社会化や生活パターン変更で改善を!

一度習慣になってしまった行動をやめさせるのは困難です。吠えるのをやめさせるのではなく、生活パターンを変えたり、吠えるシチュエーションをなくすことで、より簡単に早く吠えやめさせられます。

例えばインターホンの音に反応して吠えてしまう場合。インターホンの音をOFFにする、または音を変更してしまえば一時的に吠えなくなります。

音を変えた場合は、新しい音を学習すると今度はその音で吠えるようになるので、音を変えると同時に吠えないようにしつけをしていきます。

散歩でほかの犬に吠えてしまう場合。散歩中にほかの犬を見かけたら、吠えだす前に回れ右して、別の道に変更します。犬の散歩が集中する時間や道は避けて、徹底的に犬をさけます。

並行してしつけ教室などでほかの犬とのふれあい方を学ばせます。犬同士の付き合い方を学び、散歩中に出会う犬は警戒の対象ではないことを犬が理解すれば吠えなくなります。

ラファ
ラファ
犬同士の付き合い方を学ぶのは「犬の社会化」といわれ、子犬期や若犬期であれば吠え抑制効果は抜群よ

2-2.【個性や犬種特性もある】吠える犬を完全に吠えなくするのは無理

吠える犬はどうしつけても多少は吠えます。そのため「吠えさせない」ではなく、「吠えてもすぐにやめさせる」ことや「興奮して際限なく吠えることがないようにする」ことがしつけの目標になります。

同じ環境で育ち、同じ刺激を受けても、吠える犬と吠えない犬にわかれます。こればかりは生まれ持った性格なので、飼い主がしつけで完全にコントロールすることはできません。

犬を飼う前に吠えにくい犬種を選ぶことで、吠えのしつけを簡単にすることはできます。しかし吠えにくい犬種でもすべての個体が絶対に吠えないということはありません。

また飼い方が悪いと吠えにくい犬種でも吠える犬になってしまいます。

ラファ
ラファ
犬が吠えることは本能によるもの。本能をなくすことができない以上、完全に吠えない犬にするのは無理だと理解しよう

3.【しつけを始める前に】無駄吠え・要求吠えが気になったら飼い方を見直してみよう

犬が吠えて困るときは、まず飼い方を見直そう

犬が吠えるのをしつけで直す前に、吠えを助長する原因を飼い主が作り出していないか一度確認してください。生活習慣が悪いとしつけの効果が出ずに、吠えを直せないまま挫折してしまう可能性が高くなります。

3-1.【生活を見直す】犬が神経質になる飼い方を改善する

吠えやすい犬は、そもそも警戒心の強い犬であることが多いです。そのため神経質さを強化する飼い方をしてしまうと吠えグセが強く出てしまいます。

吠えて困る犬の飼い主さんは、以下の神経質になる飼い方に該当する部分があったらできるだけ改善しましょう。

注意!神経質な犬にしてしまう飼い方
  1. 家に犬専用の落ち着けるスペースがない
  2. 犬を構い過ぎ
  3. 犬を放任し過ぎ
  4. 家族の不仲・ケンカが多い
  5. 乱暴な言葉使い・怒鳴り声が多い
  6. 長時間の留守番

1~3は、単純に飼い方の問題です。犬がストレスを感じないように1匹でくつろげる時間や場所を家庭内に作ってあげて、適度に接しましょう。

4と5は家庭全体の問題です。家庭内の人間関係が悪いと犬が神経質になり、吠えを助長します。ケンカが頻繁にある家庭では、犬の情緒が不安定になり問題行動が増えます。

大声や怒鳴り声も犬は大嫌いです。家族に大声を出したり、言葉遣いが乱暴な人がいると、それだけで犬が過度に神経質になります。

6の長時間の留守番も、1匹でいる心細さから神経質で警戒心の強い犬になりがちです。留守番は必要最低限にするように、生活を工夫してくださいね。

ラファ
ラファ
犬を飼うなら家族みんなで協力して、犬が優しい気持ちでいられる穏やかな空間にしよう

3-2.【欲求不満を溜めない】運動や遊びを十分にさせて疲れさせる

犬が無駄に吠えるのは欲求不満や暇を持て余していることも原因の1つです。どんなに吠える犬でも、疲れて寝ていたり、特に要求がなければ吠えません。

よく犬種ごとの運動量の目安がありますが、その目安は成犬時のものです。子犬期~若犬期と呼ばれる成長期には、成犬の1.5〜2倍量の運動が必要です。

当然散歩だけでは必要な運動量を満たせません。引っ張りっこやボール投げ、ドッグランでの追いかけっこなど、知的好奇心を満たす・筋肉を刺激する・たくさん走る遊びを取り入れます。

毎日たくさん遊んで満たされている犬は無駄吠えが少ないです。ラファも運動量が足りているときと足りていないときで、うるささが違います。

ラファ
ラファ
らふぁぬしは、最近吠える回数が増えたかな…と思ったら、ドッグランに行くの。思い切り遊んで満足すると、明らかに吠える量が減るよ

3-3.【犬の言いなり・甘やかしすぎ】愛犬との関係性や距離感は適切?

吠える原因の多くを占めるのが、犬と飼い主の関係性が良くないことです。犬が飼い主を「頼りにならない・弱くて出来が悪い」と判断すると、本能のまま自分勝手に行動し始めます。

こんなことしていない?
  • 犬に吠えられたり唸られたりすると怖くて引く
  • 猫かわいがりしている
  • 犬に対して遠慮がある
  • 気を使いすぎて犬の召使い化している

飼い主より犬の立場の方が強いと犬が吠える行動が多くなり、止めようとしても犬が飼い主の言うことを聞きません。

ラファ
ラファ
飼い主より犬の立場が強い状態でしつけしても絶対にうまくいきません!飼い主が犬と適切な関係を築くところから始めよう

4.【気長にトレーニングを】 シチュエーション別・吠えやめトレーニング方法

シチュエーション別・吠える犬のしつけ方法

「吠えるのをやめさせる」といっても、吠える原因やそれぞれの犬の性格や飼育状況でしつけの方法や達成目標が変わります。自分がどうしたいのかをはっきりさせてから取り組みましょう。

4-1.【共通】必ず目標ラインを決めること

すでに吠えグセが付いてしまった犬を、完全に吠えなくするのはほぼ無理です。必ず合格ラインを設定して、これくらいの状態まで頑張ると決めましょう。

目標例
  • 吠えても「ヤメ」の号令でやめることができる
  • 散歩中にほかの犬に吠えるのだけはやめさせる
  • 来客時の吠えはやめさせる
  • 要求吠えだけはやめさせる

愛犬の吠えてしまう状況をリストアップして、迷惑度合いの高い吠えグセを集中してなおしていくのがポイント。完全に吠えなくなることよりも、吠えによる迷惑な場面を減らすことを重視しましょう。

ラファ
ラファ
迷惑度合いが低ければ、現状維持でOKに!どうしてもやめてほしい場面で吠えやめさせることに集中すればしつけも楽よ

4-2.散歩中に吠える

散歩中に吠える場合は、以下のしつけをします。

  1. 散歩中は飼い主より後ろを歩かせる
  2. 狭い道ですれ違う状況をなくす
  3. 吠える犬・攻撃的な犬がいる場所には近づかない

散歩中に吠える場合は、犬を飼い主より前に出さないことが重要です。吠えているとき、ほとんどの犬は飼い主より前に出ています。

吠える対象の間に飼い主を挟むと吠えにくくなります。リードを短く持って、相手と犬の間に必ず飼い主を挟んでください。

また、散歩はなるべく広くひらけた道路を使うようにします。逃げ場のない狭い道ですれ違うと、神経質な犬はそれだけで恐怖を感じて吠えてしまいます。

吠えない相手とは問題ないけれど、相手の犬が吠えてくると応戦してしまう犬の場合、相手の犬をさけるしか方法がありません。

ラファ
ラファ
相性の悪い犬がよくいる公園や散歩コースは行かないように変更しましょう

4-3.配達の人や来客・インターホンの音に吠える

来客やインターホンに吠えてしまう場合は、以下のしつけをします。

  1. ピンポン音に家族総出で無視
  2. 来客時にマテ・プレイス・ハウスで待機させる

インターホンの音がすると、家族の誰かが必ず対応のためにバタバタします。これが犬を興奮させ、吠えグセの原因になり、繰り返すことで吠えグセが定着します。

誰かにインターホンを押す係になってもらい、音を鳴らします。音がすると犬が吠えたり玄関に走っていったりしますが、このとき家族は誰も対応せず、全員でピンポン音をスルーします。

家族が全く対応しないことで、犬も気勢をそがれて「あ、あれ…?誰も反応しないの?」となります。何回かインターホンを鳴らす&無視するを繰り返したあとで、インターホンを鳴らさずに、ピンポン係が家に入ります。

こうすることで、ピンポンの音と来客に関連性がないと学習させます。この方法は吠えるようになって間もない初期の頃や、吠えの予防に有効です。

吠えることが習慣になってしまった場合は、マテ・プレイス・ハウスで待機させることで、やめさせます。

プレイスやハウスで待たせることに慣れると、ピンポンの音とともに所定の場所やハウスに自分から行くようになり、吠えなくなります。

4-4.ご飯や散歩時に興奮して吠える

エネルギー多めで活発な犬は、散歩やご飯などを準備していると興奮して落ち着きなくウロウロしながら吠えてしまうことが多いです。ときには興奮して飼い主に飛びついてきて、準備がままならないことも。

この場合に飼い主がやるべきことは2種類あります。

  1. 状況の切り離し
  2. マテ・プレイスで待機させる

1の状況の切り離しは、飼い主の行動と嬉しいことが結びついているのを切り離してしまうことです。

例1.散歩の準備をしていると吠える場合
  • リードを持つ、散歩バッグを準備する
  • そのまま散歩に行かずにほかのことをする
  • 時間をおいてから散歩に行く

散歩の準備をした状態でほかのことをして時間をおきます。犬が「散歩じゃなかったのか」と諦めてしばらくしたら、素早く散歩へ出かけます。

最初のうちは準備した段階でいつも通り吠えます。根負けせずに、吠えなくなるまで無視してください。

ラファ
ラファ
なるべく別室などへ避難して!犬の視界から飼い主が消えると、吠え止むのが早くなるよ
例2.食事の準備をしていると吠える場合
  • 犬の食事の準備をする
  • 続けて人間の食事の準備をして、人が先に食事する
  • 犬の食事にする

犬の食事をしてから与えるまで、間に別の行動をはさみ時間を置くことがポイント。「準備していてもすぐご飯がもらえるわけではない」と犬が学習し、吠えることがなくなります。

2.のマテやプレイスを教えるのは、基礎のしつけができるようになった月齢の犬(生後5ヶ月以上)が対象です。まずはマテとプレイスをマスターさせます。

次に、食事や散歩の準備を始める前に所定の場所で「マテ」や「プレイス」をさせます。その間に準備をしましょう。

「マテ」や「プレイス」の間は、犬はその場で落ち着きじっと我慢している状態なので、吠えることはありません。

準備ができたら「ヨシ」の合図で「マテ」や「プレイス」を解除してあげます。

ラファ
ラファ
最初のうちは興奮が勝って、「マテ」や「プレイス」が続かないことも。怒ったり諦めたりせずに、できるようになるまで淡々としつけを繰り返すことが成功の秘訣よ

4-5.飼い主に要求があると吠える

要求吠えは、吠えても要求が通らないことを犬が学習しない限りなくなりません。

要求吠え対策
  • 無視する
  • 先回りして要求を満たしてしまう
  • 要求があるときは「スワレ」と「アイコンタクト」で主張する

要求吠え対策の基本は「無視」一択です。中途半端にせずに、人が別室に行くか犬を廊下に出すなどして、家族全員が犬の視界から消えるくらい徹底的に無視をしてください。

まだしつけを入れられない幼犬(生後3ヶ月未満の子犬)の場合は、飼い主が先回りして要求を満たしてあげることで、要求鳴きを防ぐことができます。時間的な余裕がある人は実施してもいいでしょう。

しつけができる月齢であれば「スワレ」を教えます。要求吠えをしそうになったら「スワレ」の号令をかけて、犬とアイコンタクトを取ります。

繰り返すうちに、要求があると飼い主のところに来て座りじっと見上げるようになりますので、その時の状況に応じて無視するか対応してあげるかしましょう。

ラファ
ラファ
ポイントは吠える直前に「スワレ」と声をかけること。タイミングが命!吠え始めて興奮してしまうと言うことを聞きません

4-6.【番外編】お留守番時に心細くて吠えてしまう場合はしつけ以外の対策を

飼い主がいるときは来客にも一切吠えないのに、留守番中に来る配達の人に吠えたり、留守中は些細な物音で吠えだして止まらなくなる犬がいます。このようなことが起こるのは、犬が孤独で心細くなっているためです。

飼い主は外出中なのでまったく気付かず、ご近所さんの指摘で初めて知ることも珍しくありません。

この場合しつけで改善することはできないため、留守中の環境を整えるか、長時間の留守番をなくすしかないです。

対策例
  • 外の刺激がない場所にお留守番スペースを設ける
  • 留守番の時間を減らす
  • 飼い主の匂いの付いたタオル等を与える
  • 長時間外出ではペットシッターを依頼
  • 普段から犬との距離をおく
  • 留守番前後に愛犬をかまわない

犬に留守番をさせる場合は環境を整え、留守番前後は犬を構わないことが鉄則です。留守中の不安をなくすように、飼い主の匂いのついたものを与えることも有効。

長時間の留守番は、できる犬もいればできない犬もいます。孤独に弱く長時間の留守番ができない犬の場合、家族が協力してお留守番の時間をへらし、誰かがそばにいる時間を増やします。

5.吠えグセをなおしたいなら「イヌバーシティ」がおすすめ

よく吠える犬は、生まれつき神経質で臆病だったり、興奮しやすかったり、ガンコで自己主張の強い気質を持っていたりします。

そのためただ闇雲に吠えるのをやめさせようとしても、犬の特性に合わずうまくいかないことが多いです。犬の性格を理解した上で吠える場面を減らす、際限なく吠えないようにコントロールしてあげるなどの工夫をしましょう。

吠えるのをやめさせたいけれど、具体的に何をしたらいいのかわからない、うまくコントロールできない場合は、しつけ教材「イヌバーシティ」を試してみましょう。さまざまな吠えグセに対して具体的な解決方法のハウツーが詳しく解説されています。

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