- しつけのおやつはどんなものがいいの?
- コスパがいいおやつはなに?
- 添加物や安全性が気になる…
犬のしつけに使うおやつは基本どんなものでもかまわないです。しかし、できれば使い勝手がよく安全なおやつがいいですよね。
犬によって好みが違うので、私も毎回あれこれ試します。飽きないように食いつきが良かったもの2~3種類をローテーションして使うことが多いです。
私がよく使うメーカーはこちらの3つ。とくにオーシーファームは10年以上愛用している老舗メーカで本当におすすめです。
- オーシーファーム
- ドットわん
- ペティオ(NU-GREENシリーズ)
記事の後半では、犬のしつけに向いているおやつや与え方を詳しく解説します。犬のしつけ用おやつを探している方は、ぜひ参考にしてください。
1.【安い&良質】 しつけ用おやつのおすすめメーカー&イチオシ商品3選
今まで私の愛犬たちが利用してきたおやつをご紹介します。リーズナブルで質が良いと感じた、おすすめのおやつのメーカーです。
- オーシーファーム
- ドットわん
- ペティオ(NU-GREENシリーズ)
まずはおやつのメーカーを決めて、その中から愛犬の体質や好みにあった素材、柔らかさや大きさで商品を選ぶと失敗しません。
1-1.【オーシーファーム:ささみビッツ】国産無添加が多数・かたさ表記が超親切
オーシーファームは昔からある国内のおやつ専門メーカーです。メーカー直販で価格が安く、ブリーダーさんにも愛用者が多い老舗ブランド。私もネット販売が一般的でなかった時代から愛用しています。
素材の形がわかるお肉系のおやつが多く、国産やヨーロッパ産の材料を使って作られています。基本無添加・肉や魚の原産地明記なので安心して与えられます。
1:指で押すと崩れるかたさ
2:手で折れる、ちぎれるかたさ
3:ハサミで簡単に切れるかたさ
オーシーファームはすべての商品に詳細な表記があるのがうれしい!しつけ用にはかたさ2や3の商品が向いています。大きなジャーキーは手で小さく割ったり、ハサミで細かく切って使いましょう。
鶏肉がNGな愛犬には低カロリー高タンパクの馬肉や鹿肉のスライスもおすすめです。
魚系や芋・果物のジャーキーも充実しています。肉アレルギーがある愛犬にも合うおやつを探せますよ。
オーシーファームのおやつは公式サイト・楽天・Yhoo!ショッピングで購入できます。税込み2,200円以上購入で送料無料になるので、よく使うサイトでのまとめ買いがお得です。公式サイトならいつでも5%OFFなので、少しでも安く買いたい方は公式サイトを利用しましょう。
1-2.【ドットわん:ささみジャーキー】全年齢対応でパピーにも食べられるおやつ&安心の無添加手作り
フリーズドライやレトルトにジャーキータイプなど、種類豊富なおやつがあります。フリーズドライやジャーキーは一口サイズになっているため、しつけの時に手軽に使えて便利。
保存料・香料・着色料不使用で、ヒューマングレードの食材と加工が最大の特徴です。
ドットわんの商品は幼犬にも与えられるためパピー期のご褒美にも重宝します。
多くのジャーキー類は生後6ヶ月〜1歳以降が適齢となっていて、月齢が低いうちは念のため避けています。私はパピー期のしつけ用おやつにドットわんを使うことが多いです。
種類は限られますが野菜や魚のフリーズドライや、米粉のビスケットもあります。肉や小麦などにアレルギーがあってもおやつを与えられますよ。
ネットでは公式サイト・Amazon・楽天などで購入できます。提携しているショップでの実店舗販売もあります。
1-3.【VitaLife】チキンミニテンダーは食いつき抜群
VitaLifeはカナダのメーカーがプロデュースしている自然派おやつ。完全無添加でチキンの風味が濃いのが特徴です。
原料は鶏ささみだけなのでとってもヘルシーです。食いつきがいいためトリーツに使いやすいのも選んだ理由です。
VitaLifeはこちらの記事で詳しくレビュー!どんなおやつか知りたい方はぜひ参考にしてください。
無添加おやつ【VitaLife】は鶏肉の風味が濃い!おすすめ犬おやつ口コミ
VitaLifeがどんなおやつか気になる方はトライアルセットがおすすめ。VitaLifeのトライアルパックは公式サイトからのみ購入できます。
【5点トライアルパックは送料無料・税込み1,000円】
VitaLife公式サイトはこちら
2.【自由に選んでいい】しつけのおやつにルールや基準はない
基本的にドライフードが食べられるなら、おやつは何を与えても問題はありません。使いやすければボーロでもジャーキーでも、どのメーカーのおやつでもしつけに使えます。
- 食いつきが良ければOK
- 小さくちぎれるものがいい
- 好き嫌いを考慮
- おやつが使えない月齢にはフードを使う
しつけのおやつは犬の好みと価格帯で選べばいいです。ぶっちゃけ犬用おやつにそんなに大きな差はないので。
わざわざおやつを購入したくない人は、試供品のドッグフードを利用してもOKです。ラファに使ってみたところ、お高いプレミアムフードの試供品はどれも食いつきが良く、喜んでトレーニングしました。
おやつで好き嫌いが出やすいのは内臓系のジャーキーです。バロンは内臓系も大好きだったのですが、ラファはレバーはそこまで好きではなく、ラング(肺)や砂肝は嫌がりました。
野菜・果物系のおやつも好き嫌いが出ます。犬は肉食動物なのでやっぱりお肉系のほうが食いつきがいいです。
しつけのご褒美は何でもいいので、愛犬が喜ぶものを適切に使いましょう。そうはいってもなかなか選べない方のために、次の章でおやつ選びのポイント5つを解説します。
3.【トレーニングしやすい】愛犬のしつけ用おやつ5つのポイント
しつけ用のおやつは使いやすく愛犬が好むことが最重要です。あまり神経質にならず、使いやすく愛犬が好むものを使いましょう。
- 小さくできる
- 柔らかくて食べやすい
- 嗜好性が高い
- 気になる人は無添加
- 低カロリーなら内臓系
2歳未満の場合はよほど高カロリーなもの以外はカロリーは気にせず、与える量の上限を決めておけばOKです。
3-1.小さくちぎれるタイプか5mm角サイズが使いやすい
しつけのおやつはなるべく小さくして回数を与えるのが基本です。そのため手でちぎったりハサミで切ったりできるタイプがおすすめ。
ラファには細切りささみ(ソフトタイプ)をキッチンバサミで5mmくらいの厚さに切って与えました。あまり小さいと飼い主がつかみにくいので、3mm以下に切るのはおすすめしません。
いちいち切るのが面倒な人は、最初から小さく切ってあるダイスタイプを使います。小型犬なら5~7mm角のサイズがいいですね。
大型犬なら最低でも1cm角くらいの大きさが必要です。あまり小さいと食べたと認識できないことがあります。先代犬の黒ラブのバロンには2〜3cmのカットジャーキーを半分にしてあげていました。
3-2.柔らかくて食べやすい&消化が良好なおやつが適する
ハードタイプのジャーキーや骨を含むおやつは、しつけ用おやつには向きません。食べるのに時間がかかったり、食べることに気がいくため集中が途切れてしまいます。
- 2〜3回噛んだら飲み込める
- 飼い主に注意を向けたまま食べられる
おやつは消化しやすい食材であることも大事です。消化に悪いものだと胃腸の弱い子犬などはトレーニング後におやつを吐いてしまうことがあります。
愛犬のラファは固めのジャーキーをたくさん食べると吐きます。胃がムカムカするのかトレーニングの途中から食べなくなることもありました。
胃腸の弱い愛犬には与える量や大きさを調整するか、消化しやすいボーロ系をチョイスするなど工夫しましょう。
3-3.嗜好性が高いことと好き嫌いを見極める
しつけ用のおやつは小さく切っても香りや味で満足できる嗜好性の高いものがいいです。肉や魚、乳製品はほとんどの犬が好みます。
おやつに使われる肉には種類があり好みが分かれます。もっとも多いのは鶏肉で、ほかにもたくさんの種類があります。犬によってどの肉が好きか個性が出るので面白いです。
ラファは鹿や馬など低脂質な肉を好みます。バロンは羊や豚などのコクのある肉が好きでしたね。
- 鶏(チキン)
- 馬(ホースミート)
- 羊(ラム)
- 鹿(ベニソン)
- 牛(ビーフ)
- 豚(ポーク)など
部位も豊富で正肉のほか内臓肉があり、レバー・砂肝・ラング(肺)などが多いです。どの肉や部位がしつけに向いているとかはありませんから、愛犬が好むものを与えてください。
肉以外だと魚やチーズが使われます。ミート系のアレルギーがある犬には魚系のジャーキーが使いやすいです。
- 鮭(サーモン)
- 鰯(にぼし)
- 乳(チーズ)など
ラファは鮭や煮干しのおやつも大好きです。バロンは魚より肉!という感じで食いつきが悪かった記憶があります。
また、犬用のチーズは嗜好性も高く好きな犬が多いです。ドライまたはセミドライのダイスカットチーズはしつけ用おやつにもなります。
3-4.添加物が気になる人は無添加を選択しよう
しつけ用のおやつは与える量も限られますし、しつけ期間が終われば与えることも少なくなります。長期にわたって大量に摂取するわけではないので、添加物はそこまで気にしなくても大丈夫です。
たとえ短い期間でも少量でも添加物はイヤ!という方は、無添加のおやつを選びましょう。ただし無添加にも種類があるため、よく理解したうえで成分表記を確認しないと判断できないこともあります。
- 一部無添加(香料や着色料などの指定の添加物が不使用)
- 完全無添加(添加物が一切使われていない)
無添加の中には原材料の添加物の表記を省略しているだけで、実際には添加物が使われているものがあるので注意が必要です。
また、ソフト系(セミモイスト)のおやつは無添加と表示してあっても、食品添加物のプロピレングリコール、グリセリン、保存料などが使われています。(独特のしっとり感を出すために添加物が必要になるため)
3-5.カロリーが気になる場合は内臓肉ジャーキーや煮干しを小さく切って使う
しつけ用おやつのカロリーを抑えたい場合は、練り物のジャーキーや油分の高い部位を使ったジャーキーを避けます。ビスケットなどの糖質が高いものも避けたほうが無難です。
- ジャーキーなどの練り物
- ビスケットなど糖質が多いもの
- ポークや乳製品など油分の高い素材
グラムあたりのカロリーが低いものは、内臓肉(レバーや砂肝など)、煮干しや鮭皮などです。
しかしカロリーの高さは嗜好性の高さにも影響するので、やっぱり食いつきのいいジャーキーを使いたいことってありますよね。
素材を変えなくてもカロリーを抑える方法はいくつかあります。もっとも摂取カロリーを抑えられる方法は「小さく切る」ことです。購入したおやつをそのままのサイズで与えずに、キッチンバサミなどで細かく切って使いましょう。
4.しつけ用おやつを与えるときの注意点3つ
おやつを使ったしつけをするときに、気をつけなければいけないことです。
- おやつを与えすぎない
- 適用年齢や成分表示を確認
- トレーニングのときだけおやつを与える
とくに③は守っていない人が多い印象です。注意点を守らないと食事バランスが崩れたり、トレーニングの妨げになったりします。
4-1.おやつを与える量は最大で1日の摂取カロリーの15%まで
おやつの量は1日の摂取カロリーの10%以下が推奨されています。休日の集中トレーニングでおやつをたくさん使う場合でも、1日のカロリー換算で15%以内にとどめます。
しつけをするのが2歳未満の成長期であれば、よほど与えすぎていない限り厳密に計算する必要はありません。おおよその量とカロリーを把握して「これくらいまでOK」の基準を設けておきます。
栄養バランスの乱れにも注意します。ジャーキー類はフードに比べて油分やタンパク質、リン酸塩の含有量が多いため、食べすぎは健康によくないです。
面倒な人はざっくりでもいいので食事量を調整して、愛犬の栄養バランスが乱れないようにおやつを管理しましょう。
4-2.適用年齢や成分表示を確認する
おやつは全年齢用、生後6ヶ月以上から、1歳以上からという具合に、消化器への負荷や栄養価をもとに適用年齢が決められています。
消化器の未発達なパピー期に固いジャーキーをあげてしまうと、嘔吐や下痢などの消化不良の症状が出ることも。
とくに1歳未満は消化器の発達具合も個体差があるため、うちの犬は胃腸が弱そうだと思ったら、適用年齢が低く消化にいいおやつを選びます。
アレルギーがある場合や小麦などの穀物を避けたい場合は、成分表示をよく確認して好ましくない成分がないことも確認しましょう。
4-3.しつけ中はトレーニング以外でおやつを与えない
おやつの価値を高めるために、「何もしなくてもおやつをもらえる」ことがないようにします。
何もしなくてももらえるものをしつけのご褒美にしてもありがたみがなく、トレーニングのモチベーションが上がりません。
また、おやつは少量でも満足度が高い美味しいものがほとんどです。日常的に食べ慣れるとフードの食いつきが悪くなる恐れもあります。
おやつはやたらとあげないように、与える場面は限定しましょう。
5.しつけのおやつは使い勝手と愛犬の好みで決めよう
しつけを効率よく進めるために、適切におやつを用いることがかかせません。人と犬とがモチベーションを高く保ち、楽しめるおやつを選びましょう。
私が実際に使っているおすすめのおやつメーカーは以下の3つです。
- オーシーファーム
- ドットわん
- VitaLife
愛犬の健康にも関わるため、与えるおやつの種類や量を適切に管理しましょう。