「子犬のしつけって何をすればいいの?そもそも必要なしつけは何?」「自分のライフスタイルに合うしつけがいまいち分からない…」と悩んでいませんか?
初めて犬を飼った場合どんなしつけをすればいいのか、どれくらいやればいいのか見当も付きませんよね。
そこでこの記事では、愛犬とどのように暮らしたいか・何をしたいかをまず考えて、必要なしつけを設定していく手順を解説します。
実際にラファのしつけプランをご紹介するともとに、しつけの心構えやしつけ教室の賢い使い方などを飼い主目線でお伝えしています。しつけをどうしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.ラファのためのしつけプランと4歳時点での結果
しつけを始める前に、ざっくりどの種類のしつけをどの程度やるか決める必要があります。そのために、成犬時にどのレベルの行動ができていてほしいか希望を書き出して検討してみましょう。
1-1.作成した愛犬のしつけプラン【希望・理想像】
家にきて1ヵ月ほどたち、行動や性格の傾向がわかってきた時点で作成します。愛犬のラファは、プラン作成時はまだ本格的なしつけはしておらず、トイレトレーニングと、ご飯やおやつのときに飛びつかないことに関連して「スワレ」を教えているレベル。
遊んでいるときにおもちゃを投げると「モッテコイ」に似たことができる状態です。ほかはパピークランスに週1で通うのが最大の楽しみで、のびのび過ごしています。
未来像 |
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しつけレベル |
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しつけの方法 |
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注力したいこと | 興奮しやすいので、落ち着かせる訓練をたくさん取り入れて育てる |
プラスすること | 訓練に対する反応がいいので、面白い芸など楽しいことに積極的にチャレンジする |
この理想像をもとに実際に行うしつけの種類や習熟目標を細かく設定します。
3-2.【3歳時点での達成度】できたこととできなかったこと
しつけプランがどの程度できたか、3歳時点で答え合わせをしました。当初の計画より完成度を下げたり、取りやめたりした目標もありましたが、概ね満足のいく出来栄えになっています。
まだしつけを追加・修正するのが可能な年齢ですが、もうこれ以上は積極的にしつけをしないという判断をしています。
未来像 | 【達成率80%】 アウトドアはあまり行けていない |
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しつけレベル | 【達成率70%】 吠え癖が完璧に消えず呼び戻しも微妙、ほかはOK |
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しつけの方法 | 【達成率90%】 しつけ教室も無事卒業でき、自宅でのしつけもほぼやりきった |
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注力したいこと | 【達成率80%】 少し妥協したけれど、満足いく結果 |
興奮しやすいので、落ち着かせる訓練をたくさん取り入れて育てる |
プラスすること | 【達成率50%】 面倒になって芸はあまり教えないまま終わった |
訓練に対する反応がいいので、面白い芸など楽しいことに積極的にチャレンジする |
まずまずの結果です。ただし以下の3点は妥協しました。
- 呼び戻し、吠え、トイレトレーニングの目標を下げた
- 芸や技は結局あまりやらなかった
- アウトドアはやめた
向いていないしつけや芸は適当なところでやめました。完璧を求めても仕方ないので、最低限に変更。また愛犬のラファは山歩きや水遊びは好まず、人や犬と遊ぶほうが好きだったため、登山のお供はナシにしました。
それでは次で、しつけプランの作り方の具体的な手順を解説します。
2.しつけプランをたてるときに考える3つの要素

しつけを始める前に考えることは主に3つです。このどれが欠けてもうまくいかないので、必ず考えてください。
2-1.愛犬との理想の未来像を考える
あなたは愛犬とどんな生活をしようと思っていますか? 愛犬とやってみたいことや、愛犬とどんな生活を送りたいか思い描いてみましょう。
- 家でのんびり過ごす
- 一緒に旅行する
- ドッグスポーツやアウトドアを楽しむ
- 訓練競技会にチャレンジする
家とその周辺のみで生活するだけなら最低限のしつけができていればOKです。旅行に行くなら公共の場所や慣れない所でも行儀良く振る舞える犬でないと周囲に迷惑をかけるかも。
ドッグスポーツをしたり、競技会に出るなら専用の練習が必要です。
愛犬とやりたいことがたくさんあり、公共の場面に出ることが多くなる犬ほど、時間をかけてしっかりとしつけをする必要があります。
あなたのプランと愛犬の性格をよく考えてどんな生活を送るかイメージしましょう。
2-2.どのくらいのしつけレベルが必要か考える
同じ内容のしつけでも、どのくらいの習熟度を目指すかで難易度が変わります。
- トイレは外に出たとき適当にしてくれればいい
- 散歩もグイグイ引っ張らなければいい
- 他の犬や人にフレンドリーでなくてもいい
- 吠えや飛びつきもそこまで気にしない
以上のような場合は簡単なしつけで十分です。最低限のしつけをしたら、のびのび暮らしましょう。
- トイレはコマンドで出来るようにしたい
- 散歩は絶対リーダーウォーク
- 無駄吠えなし
- むやみに飛びついたりしない
上記のような希望がある場合はしっかりとしたしつけが必要です。
呼べば必ず来る、興奮する事態になっても飼い主の声を聞き分けて止まることが出来るようにしたいならば、飼い主のハンドリング能力も鍛えることになります。
愛犬との生活に必要なしつけのレベルはどれくらいか、生活場面を想定しながら具体的に挙げていきましょう。
2-3.自分と愛犬が無理なく出来ることか考える
しつけをするとき、一番重要なポイントは飼い主の甲斐性です。
飼い主が普段から正しい努力を継続できるなら、高度な訓練でもだいたいなんとかなります。無理ならそこそこで妥協する必要が出てくるかもしれません。
また、おっとりしてあまりやる気のない犬はトレーニングに消極的です。その分問題行動が起きにくいのでそこは良し悪しですが、高度な訓練は向かないでしょう。
ちなみにラファは訓練が非常に入りやすい犬ですが、飼い主の甲斐性がやや低めなのでそこそこで終わらせました。
3.実際にどのようにしつけをしていくか具体的プランを立てる

しつけのやり方はいろいろあります。向き不向きもあるので、やってみてうまくいかなかったら変更しても大丈夫。まずは方向性を決めましょう。
3-1.しつけのやり方を選ぼう
主なしつけの方法は以下の通りです。しつけ項目ごとに複数の方法でやってもいいです。
- しつけ教室に通う
- しつけ訪問に来てもらう
- 預け入れ訓練をする
- 本やオンラインコンテンツを見て自分でやる
しつけ教室に通うのが一番メジャーでしょう。他の犬と合同でやるか、個別レッスンかで変わってきますが、基本的に飼い主が犬と一緒に指導を受けます。
訪問しつけはマンツーマンが基本です。自宅の飼育環境なども見てもらい、実際の生活空間の中でトレーニングをする形になります。
仕事の都合などで十分な時間が取れない人は、預け入れ訓練も可能です。預かってくれる期間は色々あり、定期的に飼い主も訓練に参加したり、終了時に指導を受けたりします。
4番は自分で工夫して頑張れる人向けです。沢山のしつけ本やコンテンツがあり、オンラインコミュニティーで質問できたりもします。
有名なオンラインコンテンツはイヌバーシティで、充実したコンテンツが人気です。(下のリンクをタップすると公式サイトが開きます)
3-2.愛犬の性格をみながら必要なしつけをピックアップする
実際にやるしつけトレーニングの種類や、どこまでできるようにするかを決めます。
興奮しやすい、不安を感じやすい、のんびり屋など、犬にも個性があってしつけの方法も変わります。興奮や神経質や臆病といった気質は事故に繋がりやすいので、気質をカバーするしつけも必要です。
選べない場合は基本のしつけを一通りやってみましょう。基本のしつけの種類やしつけをするタイミングは、下記の記事で解説しています。
【成長ステージ別の早見表あり】犬のしつけはいつから始めていつまでにやればいいの?
3-3.時々振り返って軌道修正をしよう
実際にしつけを行っていくと、色々と当初の計画とは違ってくる部分が出てきます。
定期的に犬との関係や生活パターンを見直して、より快適な方法に変更することもしつけを成功させる鍵です。
あまり当初の予定や計画にこだわりすぎないこと。その時にできることや必要なことをやっていくという気持ちでしつけに取り組みましょう。
4.しつけプランに悩んだら「しつけ教材イヌバーシティ」がおすすめ
しつけは愛犬が周囲に迷惑をかけず、家族と楽しく暮らしていければOK!
しつけプランに決まりはなく、飼い主と愛犬のライフスタイルに合わせて柔軟に内容を組むことができます。無理のない範囲で、愛犬とライフスタイルにあったしつけの内容を選んでください。
しつけプランにに悩むようなら「イヌバーシティ」がおすすめ。愛犬のラファもイヌバーシティでしつけプランを決めました。しつけの基本から応用まで、仲間と一緒にしつけの学習・実践ができる優れものです。
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