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子犬から成犬までのトイレのしつけ総まとめ【トイレの失敗をゼロに】

トイレ失敗中
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トイレのしつけで悩んでいませんか?

  • トイレの場所を覚えない
  • 自分でトイレに戻れない
  • カーペットにする
  • 微妙にはみ出す

トイレのしつけは、トイレの大きさや設置場所、誘導と褒めるタイミング、成長ステージごとのしつけ直しなどやることや注意点が多くて悩んでしまう人もたくさんいます。

この記事では、トイレのしつけの基礎知識から実践とトラブルシュートまでをまとめて紹介します。 この記事を読んでトイレのしつけをマスターしてくださいね。

1.トイレのしつけの基礎知識

トイレのしつけをする前に、まずは犬の排泄行動について学びましょう。

1-1.犬はオシッコでコミュニケーションをとる習性がある

犬の祖先の狼は群れを作って縄張りを持って暮らしています。縄張りの主張や群れの仲間とのコミュニケーションをとる方法の一つが排泄で、自分の存在を知らせるために縄張りの複数箇所でトイレをします。

その習慣は人に飼いならされてから長い時間がたった今でも犬の中に残っていて、しつけをしないとトイレをあちこちにしてしまうのです。

ラファ
ラファ
とはいえ犬はキレイ好き。生活スペースを汚したくない気持ちも持っているので、しつけでコントロールできるのよ

1-2.トイレは本来母犬から学ぶもの

子犬は最初のうちは母犬が舐めて排泄を促し、排泄された物は母犬が食べてしまいます。子犬が成長すると母犬が排泄の世話をするのをやめて、子犬が排泄のサインを出すと寝床から追いやって別の場所でトイレをさせるようになります。

その時期にブリーダさんは子犬が排泄しやすい場所にトイレを設置するので、子犬はそこで排泄して母犬のところに戻ります。こうしてトイレを自然に覚えます。

犬が自然な状態で暮らしている犬舎で、十分に幼犬期の世話をされた子犬であれば、トイレのしつけに苦労することはないんです。

しかし、日本では子犬は自然にトイレを覚える月齢(3ヶ月くらい)より前に母犬から引き離されてしまうことが多いのです。だから母犬の代わりに私達飼い主が子犬にトイレのやり方を教えます。

ラファ
ラファ
愛犬のお母さんになったつもりで、優しく根気強く導きましょう

2.トイレのしつけを実践しよう

この章で紹介するのは一番オーソドックスな子犬のトイレのしつけ方法になります。成犬にも適用できますが、子犬期に比べて排泄回数が少ないので習得には時間がかかります。

実際に始める前にやっておくことや準備するものがありますので、全てのアイテムが揃って環境を整えてからスタートです。

2-1.【前準備】環境を整えよう

準備のポイント

  • 1. トイレは犬が出られない柵付きのものを用意
  • 2. トイレのタイミングを把握
  • 3. ご褒美をトイレのすぐ近くに用意

トイレのタイミングを把握します。一般的に寝起き、食後、飲水後、遊びで興奮したときが排泄のタイミングです。

一口に食後と言っても、食べてすぐなのかしばらくたってから催すかまで子犬の個性がでます。自分の犬のタイミングを良く観察して覚えましょう。

排泄前のサインもチェックします。ソワソワとニオイを嗅ぎ回る、右往左往する、ダッシュする、くるくる回る、動きがピタッと止まるなど、サインは実にバリエーションが豊富です。排泄のサインを的確に見つけられるようにしておきましょう。

2-2.【ステップ1】トイレで排泄させよう

トイレで排泄することを教えます。トイレ以外の時間はサークルやクレートで生活させます。

子犬のトイレのタイミングを把握して、トイレしそうなタイミングでトイレに抱えて入れて、できたら褒めて(おやつを与えて)トイレから出して遊んであげます。

散歩の時間ならトイレをさせてから散歩です。順番を逆にしてはいけません。ひとしきり遊んだり、散歩に行ったら自由時間は終わり。また寝床に戻します。

最初から自分で歩いてトイレに行けそうならステップ2からスタートでも可。

2-3.【ステップ2】トイレに誘導してあげよう

自分で歩いてトイレに行けるようにするのが目標です。

  1. まず、おやつやおもちゃなどで誘導してトイレに入れます。
  2. トイレに入ったら褒めておやつをあげます。最初のうちは入ったでけでもおやつをあげます。慣れてきたらおやつは排泄後だけにします。
  3. 柵を閉めてワンツーなどの合図をしながら排泄を待ちます。
  4. 排泄したらすかさず褒めておやつを与えたあとに、トイレから出して遊んであげます。

繰り返していくうちに催してきたら自分からトイレに行くようになります。

まだ行動範囲はあまり広げずに、遊ぶのもご飯を食べるのもトイレにすぐに連れていける範囲で生活させます。

目を離すとき、寝るときは必ずサークルの中に入れてトイレの失敗のないようにしましょう。遊びに夢中になったり、他のことに気を取られてトイレに集中できていないときは、飼い主が誘導して排泄させます。

2-4.【ステップ3】自分からトイレに行けるようにする

成長に伴い行動範囲が増えていくので、トイレへ確実に戻れるように誘導していきます。繰り返し練習あるのみです。

また、合図で排泄を促すことも続けます。

一番のオススメは朝起きてすぐ、散歩前、ご飯後といったトイレのタイミングで、飼い主が先回りして排泄の合図をして済ませてしまうことです。

犬が排泄行動をするのを待ってはいけません。

排泄後に散歩や遊びやおやつといったお楽しみをします。毎日続けることで合図での排泄を覚えます。

2-5.【おまけ】実践動画もYoutubeで見放題

今ではプロのトレーナーさんがしつけ動画を出してくれています。

私も久しぶりの子犬だったので、動画でトイレのしつけを復習してから実践しました。そのときの動画はこちらです。

成功のためには、失敗の原因を調査して潰していくこと。現在うまくいかないと悩んでいる方のヒントになる動画です。同チャンネル内には成犬のトイレのしつけの解説もありますので、成犬の飼い主さんは参考にしてください。

 

トイレに自分で行けるようになるための実践動画です。非常にわかりやすくて、ラファはこの通りにやるだけで出来るようになりました。

3.よくある失敗の原因6つ 当てはまったら即改善を!

よく相談に寄せられているトイレの悩みとその解決方法をまとめました。当てはまっていたら対応策を実践してみてください。

3-1.カーペットやクッションに粗相する

理想は全撤去です。犬の生活する範囲に粗相の原因になりそうなものは一切置かないのが鉄則です。

一時的な撤去でも問題ないです。トイレトレーニング終了後半年以上たって、完全にトイレできるようになったらもとに戻します。

中には「トイレトレーニング中は撤去して、トレーニングができたから戻す→粗相される」を繰り返す犬もいます。この場合はもうなしで生活するしかありません。

3-2.サークル内でお留守番中はきちんと出来るのに、外に出すと粗相ばかり

この場合はサークルの外にトイレを設置して、トイレのしつけを1からやります。

サークルの中にいるときは自由がないため、仕方なくそこでトイレをしているだけです。

犬が自発的にトイレをそこでしようと思っていないので、戻ってトイレをすることはありません。

犬が自ら「トイレはここでする」と行動できるまで、繰り返し教えましょう。解決方法はこちらの記事でも詳しく解説しています。

【関連記事】子犬をケージから出すとトイレを失敗するのはなぜ?【理由としつけ方法】

3-3.目を離したとたんにされる

トイレトレーニングができていない間は、人の目が届かないところで絶対に犬を自由にしないことです。目を離すときはクレートやサークルに入れる、たとえそれが1分間であっても例外はありません。

目を話した隙に排泄というのを繰り返していると、そのうち「トイレは飼い主の目を盗んでするもの」という世にも恐ろしい学習が定着します。

また、トイレのタイミングをしっかり把握しておくことも大事です。おおよそのタイミングが分かっていれば、あらかじめトイレに誘導しておくことでうっかりを防げます。

3-4.トイレ以外の特定の場所でする

あなたが設置したトイレの場所が、犬的にイケてないです。「こんなところで出来るかー!」って思っているかもしれません。

いつも同じ場所でするのなら、そこにトイレを設置したほうが早いです。

それでは困る場合は金網などでその場所を立ち入り禁止にして、愛犬の気に入りそうなほかの場所にトイレを設置してトレーニングを継続します。

3-5.トイレシートがちょっとでも汚れていると拒否する

もったいないですが、トイレシートを毎回交換してください。お留守番が長くて何回かする場合はその分トイレの数を増やします。

ラファもこのタイプです。催してトイレに行く→トイレが使用後のままなのを発見→トレーの横で排泄というパターンになります。

「片付けてないんかよ・・・」って言いたげな、すごい不服そうな顔で笑えます。

トイレには行くものの、ニオイを嗅いで排泄跡があると別の場所でする場合は、シートの汚れを気にしています。ケチらずにいつも新品を敷いてあげましょう。

3-6.はみ出す

惜しい! もうちょっと前or後ろでやれば入るのにってやつです。この場合トイレをサークルで囲ってしまうか、ふちが高いトイレトレーに変えると改善します。

サークルで囲うと嫌がって入らない場合はトイレが小さい可能性がありまので、ワンサイズ大きなトイレに変えてみてください。

小型犬であっても、成犬であればトイレのサイズはワイドサイズ以上になります。排泄前にくるくる回ったり歩きながら踏ん張るコには特に大きいサイズが必要です。

4.ある日突然できなくなった! 原因と対策

トイレ成功率の差

問題なくできていたトイレが急にできなくなることもあります。そんなときは以下の点を確認してみてください。

4-1.成長してトイレが小さくなった

サークルトイレを使用している場合、体が大きくなって狭く感じるようになると中に入りたがらなくなります。

一旦は入るけどすぐに出てきてしまうときは、嫌がっているサインです。トイレをサイズアップしてください。

4-2.発情期

ヒート中のメスは頻尿になります。さらに自分が繁殖可能であることを周囲のオスに知らせようとあちこちにオシッコをします。

オスは発情中のメスのニオイに触発されて、彼氏候補に名乗りを上げるべくあちこちにオシッコをしてアピールします。

本能ですので人間がコントロールするのは難しいです。発情を防ぐには避妊去勢をするしかありません

やらない場合はトイレのしつけが崩れても許容しましょう。

4-3.部屋のレイアウトを変えた

どうしてもレイアウトを変えたい場合は、変えた後しばらくの間はトイレの様子を観察して、必要ならもう1度しつけ直しをしてあげましょう。

トイレ周辺の環境が変わってしまうと、トイレのしつけが崩れてしまうことはよくあります。

ラファは換気のためにトイレ近くのドアを開けたら、トイレの成功率が変わってしまいました。ドアを開けた状態でトイレのしつけをやり直して、今ではドアが空いていても大丈夫です。

犬の感覚は意外と繊細で、少しの変化でも気にします。トイレ周辺の環境は固定しましょう。

4-4.行動範囲が広がった

トイレが出来るようになったので、今まで入れなかった場所も解禁に! おめでとう! これで愛犬は自由にのびのびと暮らせるね。となった矢先にトイレの失敗が急増します。

原因はトイレとの距離感です。

  1. 行動範囲が広がった結果、犬がトイレの場所を認識できなくなってしまった
  2. 催してからトイレにたどり着くまでの時間が伸びたせいで間に合わなくなった

行動範囲を広げたら、しばらくはトイレにちゃんと行けるか、間に合うかをみてあげてください。

どうしても戻れない場合は行動範囲を制限するか、トイレをもう1ヶ所設置してそこでもできるように再度しつけをします。

4-5.病気のサインかも

老齢犬では認知症が始まると粗相が急に増えることもあります。急に頻尿になってトイレが間に合わなくなったなど、泌尿器系の疾患の恐れもあります。

目の疾患で視界が悪くなったことで、トイレをはみ出すことが多くなるといったことも。

トイレの回数や1回の排泄量や尿の色、トイレのときの犬の動きをみて、いつもと変わっていたらすぐに病院を受診しましょう。

5.ラファが使ったトイレのしつけグッズ紹介

ラファがトイレのしつけのときに使って使い勝手が良かったものを紹介していきます。よかったら参考にしてください。

結構大きくて中にクレートやトイレも設置できますし、形状も部屋に合わせて変化できます。

成長して要らなくなった今は分解して、家具かじりや飛び出し防止のフェンスになっています。この商品の唯一の欠点は扉がないこと。高さがあるので跨いで出入りするのが大変でした。

シーツの縁が立ち上がるため、端っこにされたオシッコもトレーの中に漏れてしまうことがありません。トレーの端っこにする犬にはおすすめです。

ラファはもうトイレシートをいたずらすることはないのでメッシュなしですが、メッシュありのものもあります。

子犬期に使ったトイレサークルです。トイレサークルの扉はスライド式のほうがトレーニングで使いやすいです。

薄いです。小型犬でも尿量が多いと足濡れしますが、薄くて安いのが最高です。 バンバン使い捨てできます。 ワイドサイズのトレーですが、レギュラーサイズを買って中央が少し重なるように2枚敷いて汚れたほうを交換する方式で使っています。

足濡れが嫌な場合は厚型がいいですね。

6.まとめ

トイレのしつけに悩んだらもう一度チェック

失敗の原因はここ

  • カーペットやラグなど粗相の原因は撤去する
  • トイレを設置しただけではできない!ちゃんとトレーニングしよう
  • 目を離した途端にされる!子犬の相手ができないときはクレートへ
  • 成長にともなって行動範囲が広がればそれに応じたしつけも必要
  • 体が大きくなったらトイレもワンサイズアップしよう!子犬のときのままではダメ
  • 部屋のレイアウトを変えたらトイレができなくなることも。環境は変えないで

トイレをマスターして快適な生活を送ってください。

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