犬のしつけ 噛む・甘噛み

子犬の甘噛みをやめさせたい! 甘噛みの原因5つとその対処法

指を舐める犬

子犬の噛み噛み行動に手を焼いていませんか?

子犬の噛み噛み行動は家の中のありとあらゆるものがターゲットになりますが、一番困るのはやはり「手や足を噛んでくる」ではないでしょうか。いわゆる甘噛み・じゃれ噛みと呼ばれるものです。

初めて子犬を飼ったっ人が驚くのがこの甘噛みです。「すごい痛い」「血が出るほど噛まれた!」という声も聞きますね。私も久しぶりに子犬を迎えたので「この痛み、懐かしい」と幸せな気分になりました(犬の甘噛みくらいなら平気なだけで、マゾではないですよ! 多分)。

ラファはテリア犬種だけあって、噛むことへの意欲(執着)が高くてあごの力も強いので結構痛かったです。1歳を超えてだいぶ落ち着いてきましたが、まだ興奮するとカミカミします。

甘噛みはトイレ失敗・拾い食い・無駄吠え(要求鳴き)と並んで子犬の問題行動四天王になります。飛びつき・リード引っ張り・食糞を加えて「子犬の問題行動の神セブン」になり、泣かされる飼い主さんも多いはず。

ラファ
ラファ
なんて嫌な四天王・・・問題行動の神セブンとかいらないし!

成長すれば治まるといわれる甘噛みですが、本当に治るのか不安ですし、できれば早く止まってほしいですよね。

そこでこの記事では甘噛みのおもな原因とその対処法について解説します。

子犬が噛んでくるおもな原因5つ

子犬の噛む理由はさまざまです。

  1. 歯の生え変わりでむずがゆい
  2. 口に入れて確認する、噛む力を鍛えて将来に備えるといった本能
  3. かまって欲しい、甘えて噛む
  4. 興奮の発散
  5. 運動不足や欲求不満、暇つぶし

一口に甘噛みといっても、理由はこんなにあります。1と2は子犬特有のものですから一過性で期間も短く永久歯が生え揃う4~6ヶ月くらいが特に激しいです。

それ以降も残るのが3と4の甘えや興奮による噛みです。ただしこれも成犬になって興奮や甘えの行動が減るに従って消えていきます。

5も多いですね。運動不足で体力が余っている場合や暇を持て余しているとき、遊びが足りなくても噛んできます。

あなたの子犬はどんな理由で噛むことが多いですか? ラファは甘えと興奮による甘噛みがとにかく多かったです。

もう力いっぱい噛んでくることはありませんが、1歳を越えた今でもときどき甘えて手や服の裾を噛み噛みしてきます(特に眠いとき)。

今は噛まれて憂鬱かもしれませんが、間違った対処さえしなければ甘噛みはそのうちなくなります。安心してください。

あまりにも甘噛みが激しすぎてストレスになっている場合もあるかと思います。そのときは一人で解決しようと無理をせず、子犬の預かり訓練などを検討します。

やらないで! 甘噛みのNG対処法

あごのせするラファ

甘噛み対処法として勧めているトレーナーさんもいますが、私はやめたほうがいいと思います。甘噛みをやめさせるのに効果が薄いばかりでなく、愛犬との関係性に悪影響を及ぼすこともあります。

ケージ(サークル)に入れて、無視する

柵で物理的に隔離されている間は噛むことができないだけで、自発的にやめたわけではないので、甘噛みを治す効果はないです。

この方法では子犬は甘噛みをやめることを学習しませんし、閉じ込められた・無視されたストレスで出したら更にハイパーになることもあります。

かまってほしくて噛んで気を引いているのに、ケージに入れられたりしたら子犬はどうすると思いますか? 今度は吠えて気を引きますよ。

甘噛みしてくるのでケージに入れる→出せ出せと吠える→無視し続けられなくて出す→無駄吠えと甘噛みがエスカレート、という負の連鎖を起こしてしまうこともあります。

手を口に突っ込む

噛まれたらその手を子犬の口に勢いよく突っ込めば、苦しくなって手を吐き出そうとするので噛むのが止まるという意見です。

子犬が可愛そうです絶対にやめてください。繰り返し行っているうちに人の手を嫌うようになる犬もいます。

人の手は犬にとって良いものを運んでくる、嬉しいものでなければなりません。でないと日常のケアを嫌がります。

また、手に対してトラウマを作ってしまうと、撫でようとした人の手を噛んでしまう事故も起こりやすくなります。

マズルをつかんで叱る

暴力反対! 絶対やらないでください。だいたい押さえつけている間は止まっても、開放した瞬間にまた噛まれます。意味ないんです。

甘噛みだけでなくすべての問題行動において、押さえつけて叱ることはやめてください。犬は理不尽な暴力に怯えて行動を一旦はやめますが、あなたへの愛情と信頼がガタ落ちしますよ。

そもそも激しく甘噛みするような月齢の子犬は「叱られる=自分は間違ったことをした」という認識がまだ薄いです。そういったことをしっかり理解できるようになるのはしつけがある程度進んだあとです。

「飼い主めっちゃ怒ってるし嫌なことされた。なんでこんなことされるか謎。とにかく怖い」となるだけですのでやってはいけません。

悲鳴を上げたり、子犬を払いのけたりする

噛まれると痛いですからね、気持はよく分かります。ですが、悲鳴を上げてしまうと子犬はより興奮しますし、払いのけると「もっと遊んでー!」とばかりに手に向かってきます

結果として余計に噛まれます。

噛まれたくないばかりに、手や足をヒョイヒョイ動かして逃げるのもNGです。その動き、子犬の大好物です。

一般的な甘噛み対処法

ガムを噛むラファ

甘噛みをしてくる犬にどう対処すればいいのでしょうか?

基本的には気が済むまで噛ませてあげるのが一番です、成長すれば消えますから。制限するより十分に噛む本能を満たしてあげたほうが、早く甘噛みが治まるといわれています。とはいえ

ラファ
ラファ
噛まれると痛いし、そんなの無理!

だと思うので、もう少し現実的な対処法を紹介します。一番は十分に遊ばせて疲れさせること、疲れて寝ていれば噛みません。

現代の犬たちは自由に動ける範囲も時間も少なくて、暇とエネルギーを持て余しています。それが問題行動の増加につながっているので、可能な限り運動と遊びをさせて十分に疲れさせましょう。

これは甘噛だけでなく要求吠えなどの問題行動の軽減でも同じです。

ロープやボールで遊んであげる

噛みたい、咥えたいという本能を満たす遊びをしてあげます。ボールよりロープのほうが長さがあるので、遊んでいる最中に手を噛まれにくいです。

注意点は興奮させすぎないこと。定期的にオスワリ・マテなどをさせて動きを止めてクールダウンさせます。

歯の生え変わりの時期は引っ張りっこをすると乳歯が抜けることがあります。そのときは遊びを中止し、歯を回収して血が止まるまで安静にします。

そのまま遊び続けると歯茎の傷が広がってしまったりするので注意してください。私は一度気づかずに遊び続けてしまい、ロープとラファの口がが真っ赤になってびっくりしました。

コングや噛みおもちゃを与える

相手をしていられない、ひとりで静かにしていて欲しいときは噛みおもちゃを用意します。目を離していても破壊や誤飲のないような丈夫で安全なものがたくさん出ているので、愛犬の好みにあわせて選びます。

飽きないように数種類をローテーションするのですが、次々と変えないとすぐに見向きもしなくなる犬から、気に入った一つをずっと愛用する犬まで個性が出ます。

オススメはコングです。中に詰めるペーストやおやつを工夫することで長持ちさせられるのと、頑丈で犬が噛んだり投げ飛ばしたりしてもそうそう壊れません。

コングって何という方はこちら

雨で散歩に行けない日はコングでストレス解消!

興奮からくる噛みには「オスワリ」

散歩の準備をしたり、大好きな家族が帰宅したりして嬉しさのあまり噛んでくることってありますよね。飛びつきとセットだったりします。この場合は、座らせます。

最初はなかなか座ってくれません。落ち着けば治まるとはいえ、根気よく繰り返し対処することが必要になります。

簡単にこれをすれば一発でやめるという方法があればいいんですが、残念ながらそんな便利なものはありません。ごめんなさい。

まとめ

子犬の甘噛みしてくる理由は5つ。

  • 歯の生え変わりでむずがゆい
  • 口に入れて確認する、噛む力を鍛えて将来に備えるといった本能
  • かまって欲しい、甘えて噛む
  • 興奮の発散
  • 運動不足や欲求不満、暇つぶし

対処法は噛みたいだけ噛ませてあげるのがセオリーです。思いっきり遊んであげる、噛みおもちゃをあげるなどして発散させてあげます。

子犬の甘噛みに対して叱ったり罰を与えることは私は反対です。子犬はまだ叱ってしつける時期ではありません。

あまりにも甘噛みが激しすぎてストレスになっている場合は一人で解決しようと無理をせず、パピートレーニングを検討するのが一番です。

同じ子犬を育てている飼い主さんとも交流できるので「悩んでいるのは自分だけじゃない」と知ることもできて気が楽になりますよ。

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